三人麻雀におけるリーチとダマ聴牌の判断は、ゲームの成り行きを大きく左右する決定的な瞬間です。この記事では、三人麻雀においてリーチをかけるかダマで聴牌を選ぶかの基準に焦点を当て、戦略的な考え方と判断のポイントを探ります。
それぞれのメリットとリスクを分析し、どのような状況でどちらを選択するべきかを詳しく解説します。
基本はリーチ、ダマ聴牌を考えない
ダマは考えるな…。かなり偏った考え方かもしれません。
しかしながらほとんど場合はリーチをしっかりとかけていきましょう。
攻撃は最大の防御でも書きましたが、三人麻雀のリーチは強すぎます。
逆にダマ聴牌を継続してしまって相手からあがり牌が出ないまま追っかけリーチをくらって放縦。
この嫌なパターンが明らかに減りますよ。
なぜなら、リーチをすることで他家の足を止めることが出来るから。
『迷ってしまうぐらいの手ならリーチをかけろ』
とは良く言われましたが、本当にその通りだと思います。
明確なダマ基準がない初心者の方は特にリーチが大正解。
あくまでほとんどの場合はリーチなのですが、ダマが有効な場合の基準も下記で書いてますので参考にしてください。
高打点でもダマにせず、リーチ
打点が高いとダマにしたり待ちが悪いとダマにしたりしていませんか?
実践譜を見て見ましょう。
こういうのもしっかりとリーチをかけていきたいところです。一発でツモって裏ドラものって三倍満を目指すぐらいの強気で良いと思います。
確かにダマの方がリーチをかけるより上がりやすさの部分で言えば間違いなく上がり率は高いです。しかし、三人麻雀においてはダマにして相手の手を進ませる方が弊害は大きいと思います。数巡まわしてからのやっぱりリーチみたいな打ち方も推奨しません。
流局や他家にあがられても、ダマ聴牌にしてたら上がれてたかもしれないな。と思わないようにした方が良いです。結果論として割り切りましょう。
負け組のダマ聴牌
丁度良い牌譜を見つけたので掲載したいと思います。
この打ち手は三人麻雀では100%自身を持って負け組と言えます…。
[場況]
■ 原点
■ 親
■ 対面からリーチ
親の人を見て見ましょう。
対面からリーチを受けていますが、タンピンドラ1の好形聴牌をダマにしてツモあがってしまっていますね…。
放縦するのがこわかったのでしょうか…。
リーチする事によって上昇する打点効率、待ちなど何をとってもここは100%リーチしていなくてはなりません。
ダマ2600オールなんて他家を助けているだけです。かなり守備重視の打ち方でもこれはリーチが妥当かなと。
まあ結果的にこのゲームは負けてしまったわけなんですが、長期で見れば確実に負けない自信があります。
逆にこのような打ち手は言い方はよくありませんが、進んで同卓出来ればかなりおいしいです。
ダマ基準(したほうが良い局面)
ちなみにダマは考えるな…と偏った言い方をしていますが、明確な基準があれば問題ないと思います。(矛盾してるけど)その場の気分で鳴いたり鳴かなかったりしてる人は、一つの基準として参考にしてみて下さい。
ただ何回も言いますが、難しく感じる初心者の方は難しい判断なので全てリーチするぐらいの気持ちを方が良いかもしれません。
オーラスのダマ戦略
こいつなんでもリーチかよ…。このブログでも基本的にはリーチと何度も言ってきましたよね(汗)
狂ってやがるなんて思った方、そんな私でもオーラスだけはダマを使用する事が多々あります。
オーラスは順位を決定する最後の局面で最も重要だからですね。
かなりの僅差でトップからラスまで可能性があるゲームのオーラスですね…。
先制リーチ取れたしこれもリーチ、、リーチつもって倍満。
それも戦略としてはありだと思います、一貫していれば問題はないとは思いますが、
私はこの局面はダマにしました。
上がり率だけを見た場合、『リーチ < ダマ』は明白なわけでダマ18000をあがればかなり有利にゲームを進められます(上がりヤメなし)
とが場に切られている(間4けん理論)のでリーチかけると出にくいこと、
が理由です。
ダマorリーチの判断は正解がないとも言われていますので一つの例として参考にしてみて下さい。
上がりトップはダマ?
基本的に上がればトップが確定する(トップで終了)するのであれば、ダマを選択するのが賢明です。
上で書いた通りに上がれる可能性が高いのは、『リーチ<ダマ』だからですね。
2本場、リーチしても上がれそうですが、ここはダマです。
上がりの確率を高めて下さい。
素点を稼ぎたくなりますが、ここは我慢です。
素点よりもトップを確定させる事の方がプライオリティは高いです。
多面待ちでもダマを選択した方が良いと思います。
もしラス親の場合(上がりヤメなしルール)ならリーチして圧力をかけるのが良いかなと思います。
ラス前で局回しをしたい時
ラス前で点数はそれなりにあって(トップ目等)、一刻も早くトップのままオーラスを迎えたい局面もダマが有効です。
『局回し』とも言いますね。
実践譜がコチラ。
三人麻雀の加点はかなり大切ですが、ドラなし、順目も終盤、リーチかけても打点向上も見込めないとなれば、この局面はダマが効果的です。
ここで上がるとオーラスの親で跳満ツモでも耐える事ができトップになる確率が高くなります。
こういう時は、さくっとダマで流すのが良いでしょう。
オーラスがもっとも重要なのは言うまでもないのですが、ラス前の局回しも重要なので覚えておくと良いでしょう。
中途半端な打ち方はやめたほうが良い
ダマ・手代わり・即リー、いろいろな局面で迷う人も多いと思います。
聴牌。
さあどうしますか?
即リー、全然悪くないと思います。
迷うくらいならリーチで全然良いです。
リーチとらずの切り、これも悪くないですね(東ポンの多面待ち狙い)
ツモ切り。
ここでツモ切るなら切りで手広く構える or 手出しリーチの方が良いと思います。(リーチならこの前に切りリーチしてるけど)
ツモ2000オールを逃したくない気持ちはもちろん分かりますが、出上がり出来ない不安定な牌姿のまま順目を進めないほうが良いです。カンチャン7sも5s暗刻で悪くないこと、ドラ2あることを考えると初心者ならリーチ推奨といったところでしょうか。
まとめ
三人麻雀におけるリーチとダマ聴牌の判断は、プレイヤーの戦略において非常に重要な要素です。この記事では、三人麻雀におけるリーチをかけるかダマ聴牌を選ぶかの基準について深く掘り下げました。
リーチとダマ聴牌の選択には、現在の自分の順位、手牌の状態、ゲームの進行度、他のプレイヤーの動きなど、多くの要因を考慮する必要があります。この記事では、これらの要素をバランス良く考慮し、各状況での最適な戦略を選択する方法を解説しました。
非常に難しく永遠のテーマだと思いますが、一貫性を持ってぶれない判断が出来るようになりたいところです。